je2egz’s blog

ごろごろなう



NS-5000は、秋刀魚より高い大根おろし


NS-5000は、秋刀魚より高い大根おろしである。

ヤマハが、後世に残るスピーカーとして、NS-5000を出してきた。
久々の国産3ウェイスピーカである。

源流はNS-1000にあるとして、黒塗りにしたのが、まず失敗。
その次に150万円という値段である。

NS-1000は10万円で、ベリリウムという貴金属を用いていた。
このスピーカのペア20万で買えたピアノもあった頃である。
ハードドームツイータ、スコーカなので、聴くに耐えないやかましい音だった。
高いほうが耳につくわりに、低域がぼよんぼよんだった。
この後出たNS-500の2ウェイのほうがバランスがよかった。

さらに、NS-690というソフトドームのツイータ、スコーカの木目調のスピーカも7万円で
出していて、当然そっちのほうが自然に澄んだ音がしていた。
このNS-690は、使っていた。お金持ちではないが、こうした恵まれ方があるので
運がよいといわれてきた。
NS-690を聞いていたので、質の見極めが容易であったからだ。
NS-690は、ほぼオリジナルを保ってII、IIIと3世代作られ続けた。
IIから、ウーファのエッジがウレタンになったため、初代のNS-690を
除き、II,IIIは、エッジが腐り落ちて不燃物になりやすい。
ウーファはボルトでとまっているだけなので、はずしてエッジを張り替えるのは
たやすい。ぐるりとある黒いゴムをはがして、かすをとって布かゴムをぐるりと
ボンドではりつけて戻すだけだ。
20年前にIIIを手に入れ
http://www.qsl.net/je2egz/ns690III.html
修理して兄にあげたことがある。
親子2台のNS-690である。

さて、ここで主張したいのは、ソフトドームであるNS-5000は、NS-690系であるということだ。
まず値段を一桁下げてからNS-6900を出してもらいたい。

つぎに、フルコンサートという日本のお家芸であるピアノつくりをやめているのに
いまさらスピーカーなど作ってどうするのだ。

音源から再スタートすべき。
150万円という額縁でしかないスピーカが売られること自体
 秋刀魚より高い大根おろし
としか思えない。